9路盤の打ち方 その3
9路盤の打ち方 その3
9路盤の打ち方の3ページ目だよ。ここまで読めば、キミも碁打ちの仲間入り!
真ん中に急所あり!
■真ん中に急所あり!
前のページのつづきで、真ん中が急所になる例をいくつか紹介しておこう。
これも3目中手の一種。黒1に打てば、白を取ることができる。逆にいうと、もし白の番だったら、白は1に打てば生きることができるってわけ。
これは4目中手。
白は4目も陣地をもっているのに、黒1と打たれると死んでしまうんだ。もちろん白の番なら、白1と打って生き。
これは5目中手。
黒1のところが急所で、こう打たれると白は助からない。だから、もし白番なら、同じ1のところに打っておけば安全なんだ。ちょっとむずかしいかもしれないけど、中手というのは基本テクニックのひとつだから、よ~く覚えておこうネ!
戸締まりのしかた
■戸締まりのしかた
囲碁は「大きな陣地を囲ったほうが勝ち」というゲームだってことは前に説明したよね。そこで忘れてはならないのが、陣地の戸締まりのしかた。左の図では、左上に白地が10目、右上に黒地が10目ある。図の下側は、左下が黒地で、右下が白地のようだけど、まだ完全に囲いきっていない。だって、下の1線があいたままになってるからね。じゃあ、もし次が黒の番だったら、キミはどうする?
黒1と打てば、白は2と打って、これでおしまい。もう打つところがなくなっちゃったね。だけど、黒はもう少し得な打ち方があったと思うんだけど、わかるかな?
そうなんだ。黒は1と打てば、白は2とオサエてくる。そこで黒3。ほら、こう打っただけで、白地は1目減ってるんだけど、わかるかな? ちょっと上の図と比べてみてよ。ね、減ってるでしょ? さて、次は白の番なんだけど、これでおしまいにしてもいいのかな? もしおしまいなら白はパスして、次は黒の番なんだけど……
白が「もうおしまいだ」とパスしたら、きっと黒は1と切ってくると思うんだけど、どう? あれ? これって、白石がアタリになってるね。取られたくないから白がアと逃げると、黒はイと打って、またアタリ。そこで白ウと逃げても、黒エで取られちゃう! う~ん、これは大変なことになったぞ。そう思わない?
どうして白は上のようにヒドイことになったのか? それはね、しっかり戸締まりをしていなかったからなんだ。左のように、白は1と打っておけば、もう黒に切られて取られる心配はない。少し陣地は減っちゃうけど、白1で右下は立派な白地になったというわけなんだ。戸締まりしないと泥棒に入られちゃうのは、家も囲碁も同じなんだよね。気をつけよう。
さあ、ここまで読めば、もうキミは十分に囲碁を楽しめるはず。家族や友達にもルールを教えて、いっしょに9路盤で遊んでみよう。きっと面白すぎて、碁に夢中!になると思うよ(^_^)
でもその前に、自分の実力を知りたいという人は、ちょっと腕試しに囲碁クイズに挑戦してみて! 5問連続正解で、40級、35級、30級のWeb認定証をプレゼントしちゃうからネ。
最終更新日:1999.7.7